コロナ下の御柱祭の在り方については、諏訪大社の広報担当神職が説明した。地元医師会の助言を参考に大社と大総代会が協議を進めていて、感染警戒レベルに応じた曳行方法を検討中という。神職は「御柱祭は諏訪大社最大の神事であると同時に氏子の皆さんのお祭りでもある」と指摘し、1200年余り続く祭りの継承や各地区の準備を念頭に「できるだけ早くガイドラインを示したい」と述べた。
同センターは昨年10月に諏訪市役所に開設された。2010年の下諏訪町役場、16年の諏訪市役所に次いで3回目の設置となる。行政や警察、消防、観光・経済団体が一堂に集まる情報共有会議は、新型コロナの影響で開催できなかったが、御柱祭に向けて担当者間で顔の見える関係を構築する必要があると判断して実施した。前回は情報一元化会議の名称で、御柱年2年前の14年9月に開いている。
センターは今後、諏訪大社や諏訪地域の魅力を発信するオンラインツアーを11月20日から始める。通年型の観光誘客を図る番組も制作する計画だ。22日は御柱祭のポスターとチラシを発表し、諏訪地域への配布を始めた。
センター長の伊藤道生諏訪市観光課長は「御柱祭がどのような形で開催されるのかは詳細を調整中という。皆さんの考えや状況を確認しながら、情報共有を図っていきたい」とあいさつ。センターとして、できる取り組みを進めていく方針を示し、理解と協力を呼び掛けた。[/MARKOVE]