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長野放送
19日、公示された衆議院選挙。20日から長野県内でも期日前投票が始まり、有権者が1票を投じていました。県内では5つの小選挙区に12人が立候補しています。
1区に立候補したのは、届け出順に立憲民主党・前職の篠原孝さん、自民党・新人の若林健太さんの2人です。7期目を目指すベテランに新人が挑む、与野党一騎打ちの構図となっています。
立憲・前・篠原孝さん（19日）：
「政権交代に尽きる、これしか日本の政治は変えられません。もう自公政権では自浄作用はなくなった。数の力でひっくり返すしかないんです。野党共闘です」
立憲民主党の篠原孝さん（73）。前回に続き、野党統一候補として「政権交代」の必要性を訴えます。
2日目のきょう20日は飯山地域へ。7期目を目指すベテランですが、選挙カーに乗っての遊説には慣れていません。
立憲・前・篠原孝さん：
「街宣車は一方通行。ぼくは一方通行は好きじゃないので非常につらいんですよね、ミニ集会ができないのは」
これまでは、ミニ集会を重ね有権者の声を直接、聞いてきましたが、感染対策のため全て自粛。遊説車も秘書と本人の2人きりにしました。
そこで…
立憲・前・篠原孝さん：
「工夫してきたので」
事前に録音した、いわゆる「ウグイス嬢」の声や本人の訴えを流します。
集落を回り、時折、街頭に立って訴え―。
立憲・前・篠原孝さん：
「街宣は反応がわからないので、手ごたえがよくわからないですね」
今後、力を入れるのは「電話作戦」。活動の中で意見を寄せてくれた人に直接電話し、声を聞きます。
立憲・前・篠原孝さん（栄村・森宮野原駅前にて）：
「地方重視の生活に変えなくてはいけない。栄村のようなところに住んでリモートワークできると、そういう仕組みを政府がつくってないんです。それをつくること、これが日本の地方創生、日本の活性化、コロナ対策」
政権交代を訴えつつ地方の声に耳を傾ける選挙戦です。
自民党の若林健太さんも飯山市など北信濃を回りました。「成長と分配」など岸田内閣の掲げる政策をアピールします。
自民・新・若林健太さん（飯山にて）：
「成長戦略をやって、成長の果実をみんなで分け合う、そういう社会をつくりあげていこうと訴えている。この1区で、私ども（自民）の議席を私に与えていただきたい」
参議院議員を1期6年、務めた若林さん。5年半ぶりの国政復帰を、父親・正俊さんも出た長野1区で狙います。
自民・新・若林健太さん：
「もともと（地元が）北信ですから、この北信、長野1区で、顔の見える仲間と地域の将来をつくり上げていく。そこに自分自身が責任を持って関わっていきたい。（1区は）自分にとって政治の原点」
感染予防のため大規模な集会は開かず、代わりにSNSなどで活動の様子を発信します。
自民・新・若林健太さん：
「ネットは今や日常ですからね」
自民・新・若林健太さん：
「（政策を）責任を持って行えるのは政府与党、自民党です」
遊説で強調するのは「与党議員の必要性」です。相手候補を意識し、地域の要望を政府に伝えるパイプ役をと訴えます。
自民・新・若林健太さん（山ノ内町にて）：
「今のままの北信じゃダメなんです。批判と文句では将来・未来はつくっていけません。この空気、入れ替えます。政府与党の代議士として、この北信を代表して、それぞれの地域の課題にしっかり結果が出せる、そういう政治を取り戻してまいりたい」
長野放送[/MARKOVE]
