長野放送
8月の大雨で村道が崩落し孤立状態となった長野県王滝村の滝越地区。住民の避難生活は今も続き、きのう16日は一時帰宅が許可されました。
一時帰宅が許可された地区の住民はきのう16日、村が用意した車でおよそ1時間半かけて険しい林道を通って自宅に戻りました。
長野県で最も西側にある滝越地区。8月の記録的大雨で地区につながる唯一の村道が陥没し孤立状態に。9世帯14人の住民はヘリコプターで救助され地区を離れての生活を余儀なくされました。
あれから1ヵ月、現在も避難生活は続いています。住民はこれからの季節に備え自宅から布団などを避難先に運び込んでいました。区長の三浦幸二さんは家族3人で空き家となっていた住宅に身を寄せています。
3年前にも同じように孤立し、8か月間避難した住民。今回も長期化するのではと懸念しています。
三浦幸二区長:
「やっぱり落ち着かない。正月はこっちにおらなきゃいかん、春になって帰ることになる可能性あるな」
いつ帰ることができるのか。
村道の復旧時期はまだ未定で避難は長期化しそうです。
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