出馬の意向を明らかにした野々村博美市議 9日 長野市議会
10月末の長野市長選挙に新たな動きです。共産党市議団の野々村博美団長が9日、立候補の意思を固めたことを明らかにしました。選挙選は三つ巴の争いとなるのでしょうか。
共産党長野市議団・野々村博美団長:
「来月投票となる長野市長選に臨む私の決意と9期34年間、議会人として市政に身を置いた者として、重要と考える課題について質問します」
9日の長野市議会本会議。共産党市議団の野々村博美団長は、今季限りで引退する加藤久雄市長に「市政転換」への思いをおり交ぜながら質問しました。
共産党長野市議団・野々村博美団長:
「私自身は市政転換を目指して全力を尽くすこと、その決意を申し上げて質問を終わります」
この後、市長選に無所属で立候補する意向を明らかにしました。
共産党長野市議団・野々村博美団長:
「今の社会はコロナ禍で社会の脆弱性が浮き彫りになったと思います。地方自治体の役割は、防災も含め市民の命、暮らし、まさにセーフティネットを全面的に受け入れる、その仕組みをしっかり構築していきたい」
野々村議員は松本市出身の64歳。1987年に長野市議に初当選し、現在9期目のベテランです。共産党などで作る市民団体からの要請を受け、今月13日に正式に出馬表明します。
長野市長選挙にこれまでに立候補を表明したのは、二度目の挑戦となる会社役員の土屋龍一郎さんと、ノルディックスキーのオリンピック金メダリスト・荻原健司さんの2人です。
市議会最大会派の新友会は、すでに土屋・荻原両氏から政策を聞き、10日にも対応を発表する予定です。
一方、改革ながの市民ネットは、立憲民主党の国会議員らと候補の擁立を模索してきましたが難航しています。努力は続けるものの、3人からも政策を聞くことにしています。
このまま三つ巴の選挙戦へと突入するのでしょうか。市長選の投開票は来月31日です。
長野放送[/MARKOVE]