今季初めて雪が降り積もった中ア千畳敷=25日、午前10時30分ごろ
上空に流れ込む寒気の影響で、長野県上伊那地方では25日、日中も気温が上がらず肌寒い一日となった。長野地方気象台によると、伊那では最高気温が11月中旬並みの12.2度。中央アルプスや南アルプスでは同日、今季の初冠雪が確認された。
中央アルプス観光(駒ケ根市)によると、中ア千畳敷一帯では24日深夜から25日未明にかけて降雪。同日午前5時ごろには気温が氷点下4度にまで冷え込み、2~3センチほどの雪が積もった。初冠雪の観測は、昨年より6日遅いという。市街地からはうっすらと雪化粧した中アの姿が見られた。
ロープウエーの千畳敷駅周辺(標高2612メートル)では観光客らが雪景色を眺め、写真に収めていた。同社によると、紅葉前線はロープウエー沿線から山麓のしらび平駅まで下降。この時期は鮮やかな木々と白い雪の共演を楽しむことができるという。
[/MARKOVE]