8月31日のリハーサルを見守る小澤総監督 (C)大窪道治/2021OMF
新型コロナの影響で2年連続で中止されたセイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)。3日、ファンの為にオーケストラの無料配信が行われ、小澤征爾総監督も見守りました。
OMFは新型コロナの感染拡大を受けて2年連続で中止されましたが、小澤総監督などがファンに音楽を届けたいと動画投稿サイト「YouTube」での無料配信が決まりました。
3日の配信では、スイス出身の世界的指揮のシャルル・デュトワさんの指揮の下、サイトウ・キネン・オーケストラがドビュッシーの「海」~3つの交響的スケッチ~など4曲を届けました。
小澤総監督は先月31日からのリハーサルに合わせて、松本入りし、3日の配信時も客席で演奏を見守りました。
小澤総監督のコメント
「松本の皆さんに協力していただき、無観客でも、SKOが集まって音を出せたことは何よりも大きな喜びです。2年ぶりにSKOの生の音を聴いたら涙が出ました。こんな大変な時に来てくれた、旧友デュトワにも感謝しています。松本は、音楽にとってなくてはならない場所です。今日改めて、強くそれを思いました。フェスティバル30周年になる来年こそ、松本で皆さんにお会いできることを楽しみにしています」
無料配信は5日午後3時からも行われます。
[/MARKOVE]