諏訪市役所2階に「ゼロカーボンシティ推進室」の看板を設置する金子市長と環境課職員
長野県の諏訪市は3日、市役所2階の環境課内に今年度新設した「ゼロカーボンシティ推進室」の業務をスタートし、窓口に看板を設置した。脱炭素社会の実現を目指し、全庁的な取り組みの旗振り役になるほか、市民や事業者の意識醸成や連携を推進する。
市民、事業者、行政が一丸となり、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す「諏訪市ゼロカーボンシティ宣言」に基づく取り組み。温暖化や気候変動といった地球規模の課題解決に取り組む姿勢を内外に発信する狙いがある。
看板は展示パネルを再利用して作り、「高原湖畔都市から脱炭素社会実現」のメッセージも記載した。金子ゆかり市長は「官民連携で地球温暖化対策を進めたい」と語り、中澤健一室長(環境課長)は「市民や事業者の皆さんと手を携えてやっていきます」と決意を語った。
推進室は室長以下9人で構成し、環境課職員が兼務で業務に当たる。市民や事業者の相談窓口となるほか、今年度はモデル企業の脱炭素施策を後押しする事業やV2H・ソーラーカーポートシステム補助などに取り組む。各課の事業を体系的に展開するとともに、広報すわや職員向けの掲示板に”コラム”を連載して情報を発信していく。
同宣言は昨年3月に行い、これまでに156企業団体、26個人が賛同している。
問い合わせは、市ゼロカーボンシティ推進室(電話0266・52・4141、メールzero‐carbon@city.suwa.lg.jp)へ。
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