遭難者を救助する県警の隊員 提供:長野県警
今年の長野県内の夏山の遭難発生件数は88件で、去年のほぼ倍に増えたことが判りました。
長野県警察本部によりますと、7月と8月の2か月間に県内の山岳で起きた遭難は88件91人で、去年の41件52人からほぼ倍増しました。死者・行方不明者も4人から13人に増えました。
去年は新型コロナウイルスへの警戒感などで登山客が減りましたが、今年は自粛慣れや好天が続いたことなどで登山客が増えたことが原因と見られています。
年齢別では40歳以上の中高年が80人で遭難者全体の88%を占め、居住地別では県外の人が80人を占めました。
態様別では転倒や滑落が47件と半数を占め、病気や疲労が23件でした。
また、88件のうち単独登山での遭難は36件と全体の40%を占め、このうち8人が死亡または行方不明となっています。
県警は、「登山歴の浅い登山者の遭難が年々増えている。感染対策をした上で、できるだけ複数人で登るようにしてほしい」と呼びかけています。
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