20日まで直近1週間の新規感染者数は全県840人で、第3波のピークの429人や第4波のピークの315人をはるかに超え、驚異的な速さで感染が拡大し続けている。
確保病床の使用率も上昇を続け、13日には40%を、21日には50%を超えた。確保病床使用率が50%を超えるのは1月22日の56.7%以来、7カ月ぶり。過去最高は1月17日の62.3%。
ワクチン接種が進んだことにより高齢者の感染事例が減少し、感染者数に対する重症者数の割合も減少したが、一方で40~50代や若年層の感染例が大幅に増加。県によると第5波では基礎疾患のない若者が酸素投与を必要とする事例も出てきているという。
県感染症対策課は感染者の急増について「お盆や夏休みなど人の動きの影響とみられるが、経路が不明のケースも多い」とし、デルタ株の影響も指摘。確保病床の増強などで引き続き医療体制の充実に努める考えだが、県民にも改めて対策を徹底し、体調が悪い時はすぐに医療機関に相談するよう呼び掛けている。[/MARKOVE]