岡谷市が開設した避難所 15日
大雨の影響による避難が長期化する中、気になるのが新型コロナウイルス。各市町村は避難所で感染対策を講じていて、長野県の阿部守一知事は「避難が必要な場合は、ためらわずに避難してほしい」と呼びかけています。
コロナ禍での避難。折からの感染拡大で不安が重なります。
安曇野市明科の避難所には14日、避難指示を受けて一家4人が訪れましたが…。
避難した住民:
「泊まるならホテルか旅館も考えました。コロナの方がリスク高いんで、土砂崩れよりリスクとしては。『避難指示』になったので、一回は従って行ってみて様子を見ようと」
家族の一人は感染を懸念し、避難をためらっていました。
「第5波」真っ只中の長野県内。先月から感染が拡大し、長野、上田、佐久、諏訪圏域の多くの市町村で県独自の感染警戒レベルが「5」に引き上げられています。
市町村は避難所での対策を講じています。土石流が発生した岡谷市の避難所では、受け付けでの消毒はもちろん、避難者同士の距離を確保するためテントを活用しています。
長野県の阿部守一知事は15日の記者会見で、コロナ禍でも「避難はためらわないでほしい」と呼びかけています。
長野県・阿部守一知事:
「市町村が避難所での感染症対策を講じていますので、避難が必要な場合はためらわずに避難をしてください」
長野放送[/MARKOVE]