長野放送
地滑りの影響で通行止めとなっていた長野市の国道19号線です。応急工事が終わり、14日朝から時間限定で片側交互通行となりました。ただ通勤時間帯に渋滞が発生。ドライバーの悩みは続きます。
一週間にわたり全面通行止めとなった長野市篠ノ井の国道19号線。14日朝6時の通行再開の前、既に長野市街地へむかう車の列ができていました。
中野へ出勤:
「今まで上回り(う回路)で40分もかかってたんだけど、開通でやっと仕事も楽に行ける」
長野市街地へ出勤:
「結構、早く通れてうれしい」
犬戻トンネルの上部で今月6日、地滑りが確認されました。土砂が国道に流入する恐れがあるとしてトンネルの前後が通行止めに。
対岸の脇道も通行止めで、車は山道の「う回路」を使わなければなりませんでした。
(記者リポート)
「朝6時になりました。通行止めされていた箇所に車が次々と入っていきます」
長野国道事務所は「土砂の流入を防ぐ応急工事が終わった」として、午前6時から午後9時まで時間限定の片側交互通行に踏み切りました。
現場近くのおやき店「たんぽぽ」。地滑り以降、店舗での販売をストップしていましたが15日、再開させます。
たんぽぽ・小池峰子社長:
「思ったより早くやっていただいて助かりました。山越えの配達で大変な思いもしたのでよかった」
崩れた場所には、伸縮計が設置され動きがあった場合は再び全面通行止めにするということです。
ようやく通行再開となりましたが…。
(記者リポート)
「トンネルから直線でも1キロ以上離れた場所ですが、ずら~っと車が並んでいます。こちらからは奥の最後尾が見えないほどまで車が並んでいるのが確認できます」
午前7時過ぎ、長野市へ向かう車で少なくとも2キロほど渋滞が続いていました。
信州新町から:
「ちょっと想定してなかったです、こんなに混んでいるとは」
「うれしいですけど、こうなると大変」
長野国道事務所も「渋滞が予想され、引き続きう回路を利用してほしい」としています。
本格的な復旧工事はこれからで、全面解除の目途はたっておらず、不便な往来はしばらく続く見込みです。
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