花曇りの中でも華やかに咲き誇る聖光寺のソメイヨシノ
長野県茅野市北山の標高1200メートルにある桜の名所、蓼科山聖光寺(松久保秀胤住職)で境内のソメイヨシノが満開となった。信州で最終盤の桜ともいわれ、ファンも多い。花曇りの26日も地元や県内外から見物客が訪れ、咲き誇る淡いピンクの花をめで、写真に収めるなどして楽しんでいた。
境内にはソメイヨシノを中心に大小350本の桜が植わる。例年ゴールデンウイークが見頃だが、近年は早まっている。先週末から盛りとなり、山門から本堂へ向かう参道には桜の回廊ができている。
夫婦で訪れた有賀誠一さん(78)めぐ美さん(74)=諏訪市元町=は「5年ほど前に息子が結婚し桜の下で前撮りをした日も桜が満開でにぎやかだった。孫も生まれ、月日のたつのは早いもんだ」としみじみと話していた。
開場時間は午前9時~午後5時。境内での飲食や座り込んでの花見は自粛。蓼科観光協会がライトアップを行っている。同寺では「天気が心配だが感染予防に配慮し楽しく見てもらえたら」としている。
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