中野市・湯本隆英市長
長野県中野市で4人が死亡した事件は、地域住民の心にも暗い影を落としています。市は、「市民の心のケアが必要」として、相談窓口を開設しました。
中野市・湯本隆英市長:
「市内でこのような大きな事件が発生し、大変残念に思っております。市民の皆さんの衝撃も大きく、凄惨な事件であったことから、市民の心のケアが必要であり、県とともに適切に行ってまいります」
湯本隆英市長は定例会見で、犠牲者と遺族へのお悔やみの言葉とともにこう述べました。
中野市が開設している「こころとからだの相談窓口」。
市は、事件を受けて保健師を増員。電話の相談も応じています。
北信保健所の窓口とあわせ、不安が続く人は相談するよう呼びかけています。
事件の後、周辺の住民からは眠れない、食欲がわかないなど、心身の不調を訴える声が聞かれます。
「怖くてウオーキングができなくなった」という人もいて、恐怖や記憶が消えないということです。
中野市・湯本隆英市長:
「ヘリコプターの音に皆さん、眠れなくてって(事件が)耳や脳に記憶として残っている」
また、市は、被害者を公的に支援するため、6月、市議会に「犯罪被害者支援条例」の制定を提案するとしています。
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