長野放送
2022年、長野県坂城町でミャンマー人の女性が交際相手に殺害された事件の裁判が始まりました。被告の男は「刺したが、殺すつもりはなかった」と殺意を否認しました。
殺人の罪に問われているのは、ミャンマー国籍のアウン・ピョー・ウー被告24歳です。
起訴状などによりますと2022年9月、坂城町の集合住宅で、交際していたミャンマー国籍の女性(当時30)の背中や胸などを包丁で突き刺し殺害したとされています。
初公判でアウン被告は、刺したことは認めましたが、「死なせるつもりでやったわけではない」などと殺意を否認しました。
検察は、被告が別れ話を切り出され、女性を説得に来て口論になった。その場にあった包丁で殺意をもって刺したと指摘しました。
一方、弁護側は逆上して一度刺した後、記憶を失った。「やめて」という声でわれに返ると、女性が玄関で倒れていたなどとして、「傷害致死」を主張しました。
判決は、6月2日に言い渡されます。
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