長野放送
長野県佐久地域の伝統の味「フナの甘露煮」。18日、生産農家に親ブナが販売されました。田んぼで産卵させ、秋に小ブナを水揚げします。
生きの良い魚たち。卵を抱えた「親ブナ」です。JA佐久浅間が毎年、この時期に農家へ販売しています。
農家は水田に放ち産卵させたあと、9月ころに5センチほどに成長した小ブナを水揚します。
その小ブナは「甘露煮」にして各家庭などで食べられます。佐久地域の伝統です。
ただ、今は高齢化で生産者が減っていてJAや県は伝統を守ろうと取り組んでいます。
農家:
「卵をいっぱい産んでくれれば。いいフナができればいいんですけど」
18日は南相木小学校の児童たちも、もらいにやってきました。学校の水田に放します。
児童:
「愛情込めて育てたいです」
きょう1日でおよそ830キロの親ブナが配られました。
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