長野放送
17日、長野市保健所は市内の幼稚園でノロウイルスによる食中毒が発生したと発表しました。今年度、市内で確認された食中毒はこれが最初です。
長野市保健所によりますと、10日、市内の幼稚園から「感染性胃腸炎のような症状の園児が複数いる」と連絡がありました。
保健所が検査したところ、6人の便からノロウイルスが検出されました。共通して食べていたのは、8日に作った「よもぎの白玉団子」で、その後、一緒に食べた42人の内、園児23人、職員3人に下痢、嘔吐、発熱などの症状が確認されました。全員、快方に向かっているということです。
保健所は原因食品は「よもぎの白玉団子」と特定し、幼稚園に衛生指導をしました。「よもぎの白玉団子」は行事の一環として園児たちが手作りしたものでした。
ノロウイルスの食中毒は、ウイルスに汚染された食品やウイルスを蓄積した二枚貝を生・加熱不足で食べることによって起こり、1~2日の潜伏期間の後、下痢、嘔吐、発熱などの症状が出ます。
保健所は外から帰った時、トイレの後、調理・食事の前は石けんで十分に手を洗い、まな板、包丁などは熱湯や漂白剤で殺菌するよう呼び掛けています。また嘔吐物を処理する際は手袋をつけ、塩素剤で消毒してほしいとしています。
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