防犯カメラに映った2人の女性（事件前日の午後4時半ころ）
長野県中野市の「猟銃発砲立てこもり事件」で容疑者が女性2人を待ち伏せて70歳の女性を最初に襲い、さらに66歳の女性を追いかけて襲ったとみられることが取材で分かりました。
事件の前日、防犯カメラに映った2人の女性。2人を知る人によりますと、黒い帽子を被った背の高い女性が村上幸枝さん、奥を歩くのが竹内靖子さんです。
事件が起きた長野県中野市
5月25日、中野市江部で女性2人が刺され、警察官2人が銃で撃たれて死亡しました。このうち警察官1人を殺害した疑いで青木政憲容疑者（31）が逮捕・送検されました。
防犯カメラに映った2人の女性（事件前日の午後4時半ころ）
死亡した村上さんと竹内さんはほぼ毎日、一緒に散歩し、犯行時刻の午後4時半ころに容疑者の家の前を通ることが多かったといいます。
近くの住民：
「（2人は）ほぼ毎日歩いている。だいたい夕方4時過ぎくらい。話しながら笑って歩いてる」
70歳女性を最初に襲ったか
青木容疑者は最初に自宅の前で竹内さんを襲ったあと、逃げた村上さんを追いかけて刺し、さらに現場に駆けつけた警察官を撃ったと見られています。
青木政憲容疑者(31） 長野中央警察署に移される（5月26日夜）
調べに対し容疑者は「2人からひとり人ぼっちだとののしられたと思っていた」と供述しているということです。
警察は一方的な思い込みで待ち伏せして2人を襲った可能性もあるとみて調べています。
青木政憲容疑者(31） 長野中央警察署に移される（5月26日夜）
死亡した女性の一人、竹内靖子さん（70）。通っていた陶芸教室の代表によりますと、孫のためにアニメのキャラクターを作るなど、明るく家族思いだったということです。
陶芸教室代表：
「普通に家庭思いのいいおばあちゃんだったと思う、孫思いの。ここに来ると楽しいと言ってくれてニコニコしていました。（被害に遭ったと知って）すごいショックでした、本当に。今でもまだ信じられない」
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