4月27日、報道陣に公開された新築分譲マンションのモデルルーム
マンション事情です。2年後に完成予定のマンションのモデルルーム。場所は長野市の繁華街「権堂」です。長野市の市街地で相次ぐマンション建設。今後も続くのでしょうか。
【動画で見る】完成待たず「完売」も マンション建設相次ぐ長野市街地 “高齢化”背景に活発な動き今後も続く見込み
寝室の隣には書斎も完備
開放的でモダンなデザインのリビング。広々としたキッチン。そして寝室は―
フージャースコーポレーション・牧美月さん:
「奥は衣装部屋でビッグウオークインクローゼット、こちらはご主人の書斎というイメージ」
27日報道陣に公開された新築分譲マンションのモデルルーム。広さは94平方メートル。夫婦2人暮らしをイメージしたつくりです。
こちらのマンションが建設されるのは―
マンションが建つのは権堂アーケードのすぐ近く
(記者リポート)
「2025年の完成に向けマンションが建設されています」
マンションが建つのは権堂アーケードのすぐ近く。かつて料亭などがあった土地です。
長野電鉄の駅やスーパーにも近く便利な立地。建物は地上17階建てで112戸が入り、2年後の2025年2月の完成予定です。
デュオヒルズ長野権堂 地上17階建て112戸 2025年2月完成予定(提供画像:フージャースコーポレーション)
既に県内外から多くの問い合わせが寄せられているということです。
フージャースコーポレーション・牧美月さん:
「まだGWのところしかあけていないんですが、(見学予約を)50件以上いただいています。特別感を感じていただける高級感あふれるつくりがコンセプト」
長野市街地では近年、マンションの建設が続いています。
現在も権堂の他に西和田地区や鶴賀地区でも―。
2022年度、長野市内の新築分譲マンションの着工戸数は297戸
県によりますと、新築分譲マンションの着工戸数は2022年度630戸。その半分近くの297戸は長野市内です。
需要も堅調で、完成を待たずに「完売」となるケースもみられます。
県宅地建物取引業協会・市川昇長野支部長:
「基本的に供給も結構進んでいる。引き続き、購入意欲が旺盛かと思う。歩いた範囲に買い物もできれば、病院もあるしとか、(お店が)一通りなんでもそろっていることが多い。とにかく利便性がいい」
リビング
家庭を持ち始めた若い世代から、シニア層まで幅広く需要がありますが、最近、特に目立つのがシニア層です。
県宅地建物取引業協会・市川昇長野支部長:
「健康に不安も抱えてくる中で、雪が積もる地域は、雪かきは今後できないんじゃないかと心配するとか、マンションに移りたいという方は、そういう話はよくある」
利便性の高さや管理の手軽さから底堅い需要がある市街地の分譲マンション。
市川さんは高齢化を背景に、マンション建設の活発な動きは今後も続くのではとしています。
長野放送[/MARKOVE]