長野放送
長野県軽井沢町で開かれていたG7外務大臣会合が閉幕しました。厳重な警戒のため観光客の姿は一時的に減少しましたが、町では今後、インバウンド客の増加などに期待しています。
G7外相会合最終日。3日間の議論の成果などを盛り込んだ共同声明を発表しました。
ウクライナ侵攻を続けるロシアを改めて非難し、すべての軍を即時かつ無条件で撤退するよう求めています。
林外相:
「ロシアにおける無責任な核のレトリック(言い分)やベラルーシに核兵器を配備するという威嚇を受け入れられないことを確認しました。素晴らしいおもてなしの精神でG7外相を温かく歓迎いただいた長野県・軽井沢町の皆さんに、心より感謝を申し上げる」
会場周辺では開幕前から、厳重な警戒が続きました。人数は公表されていませんが、全国から大勢の警察官が応援に入りました。
会場のホテルに通じる通称「プリンス通り」は駐停車禁止。通行証が必要な区域も広く設けられました。
15日に和歌山県の岸田首相の演説会場で爆発事件もあり、より一層、緊迫感が増しました。
長野県警によりますと、3日間でトラブルなどはなかったということです。
一方、ショッピングモールの休業などもあり、軽井沢は普段と比べ観光客は少なくなりました。
ただ、土産店や飲食店は多くの海外メディアが訪れた今回のG7外相会合が、今後のインバウンド客の増加につながればと期待しています。
駅前の店は―。
サイクルメイト駅前店・松崎さや香さん:
「これから時期的にもいい時期になるし、ゴールデンウィークも来るので、これから客が増えてくれるといいなと思う」
ヤオトク・佐藤安徳社長:
「大勢の方が来て、軽井沢という名前・町を世界に発信できていると思う。インバウンドの方、世界の方が避暑として来ますし、ゴールデンウィークも一番良い季節なので相当の方を期待しています」
旧軽銀座通りの店は―。
漬物相木・小須田春二郎店長:
「みんなが国を越えて接しあったらもっと問題は少なくなるんじゃないか。今回の外相会合はいいチャンスだと思う」
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