長野市保健所
長野市は12日、新型コロナウイルスに新たに29人が感染したことを明らかにしました。一日あたりの市の発表は今月9日の30人に次ぐ、過去2番目の多さです。松本市では新たに17人が感染したことがわかりました。また、市はオミクロン株に2人が感染したと発表しました。松本市で確認されるのは初めてです。
長野市が発表した新規感染者は10歳未満から80代までの29人でいずれも軽症です。このうち、現時点で経路が推定できないケースが半数以上の16人です。
長野市保健所の小林良清所長は、「中高年の感染が増えていて、ブレイクスルー感染と捉えるべき。ワクチンを2回接種したから、感染しないとは考えないでほしい」と注意を促しました。
松本市で感染が確認されたのは、10歳未満から60代までの17人(滋賀県居住1人含む)でいずれも軽症です。このうち6人が現時点で感染経路がわかっていません。
また、これまでの感染者についてゲノム解析したところ、2人がオミクロン株とわかりました。いずれも県外滞在歴があり、県外で感染した可能性が高いとしています。
松本市でオミクロン感染者が確認されるのははじめてです。
松本市保健所の塚田昌大所長は、「全国的な状況を見てもオミクロン株の陽性者が増えることを想定しなければならない。松本市としても、過去最大級の陽性者を覚悟して対応しなければいけない」と述べ、警戒を強めています。
長野放送[/MARKOVE]