コンビニにAEDが設置されていることを周知するラッピングを施した救急車
長野県の上伊那広域消防本部は新たな広報活動として、管内6署の救急車1台ずつに、上伊那地域のコンビニエンスストアにAEDが設置されていることを周知するラッピングを施し、17日に伊那消防署の車庫前でお披露目した。広報を目的とした消防車両へのラッピングは県内では初めてとみられる。出動機会の多い救急車を”走る広告塔”として活用し、ドライバーや歩行者への高い広報効果を期待している。
上伊那広域連合の事業として同地域のコンビニにAEDを設置して5年が経過し、これまで3件の使用があった。ほとんどのコンビニに設置されており、住民にも徐々に知られるようになってきたが、より多くの人に知ってもらい、使用実績を伸ばして救命率の向上につなげたいとラッピングの題材にした。
ラッピングは貼ったり剥がしたりできるため、今後は掲示内容を変えたり、他の救急車にも違う題材やデザインで施したりしていきたい考え。同本部警防課の森谷秀光消防司令補(46)は「一般の人が目にする機会の多い救急車で、見やすいように後部に施工した。今後は火 災予防など題材によって上手く活用していけたら」と話した。
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