箕輪町の魅力を発信するパンフレットを作り、町に贈った箕輪中3年6組
郷土学習「箕輪学」で古里の魅力を発信するパンフレット作りに取り組んできた長野県箕輪町箕輪中学校3年6組の生徒が10日、町役場を訪れ、完成品200部を白鳥政徳町長に贈った。紅葉や赤そばの花の名所など町内の人気観光地をPRする内容で、製作費は手作り菓子を校内で販売して賄った。収益の残り分4万1192円も、町の福祉向上に役立ててと町長に手渡した。
自然や人との触れ合いを通じ、古里について学びを深めてきた6組35人。パンフ製作に向け、箕輪の魅力を住民たちから聞き取るなどした。
パンフはA4判1枚。紅葉の名所「もみじ湖」、濃いピンク色の花が一面に広がる「赤そばの里」など観光名所を地図に落とし込んだ。説明文を短くし写真を添えるなどして「端的に魅力が伝わるように工夫」した。「水資源が豊か」「住みやすい」と箕輪の魅力をアピールする。
製作費を捻出するため、リンゴや野菜を素揚げしたオリジナル菓子を作り、昨年12月に保護者らに販売。完売したおかげで収益を、製作費や町への寄付金に充てることができた。
パンフは複合施設「みのわテラス」などに置く予定。白鳥町長は「有効活用し多くの観光客や住民に見てもらうようにしたい」と感謝。「(学習を通じ)人の温かさに触れ、箕輪がもっと好きになった」と話す生徒は「(パンフを見て)町に興味を持ってくれたらうれしいし、自分も魅力を伝えていきたい」と目を輝かせた。
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