長野放送
厄介な春の風物詩です。28日はよく晴れて気温が上がりましたが、長野県の松本平では風が強く吹きました。「砂嵐」のように畑の土が舞い上がる「風食」が起こりました。
(記者リポート)
「今、この辺り、非常に激しい土ぼこりが上がっています。しゃべっているだけでも口に砂が入ってきて、非常に口の中も砂っぽい感じです」
28日午後1時半ごろの塩尻市洗馬です。強い風で畑の土が「砂嵐」のように舞い上がる「風食」という現象が起きました。
情報カメラでは土煙によって一帯が包み込まれているのが分かります。
塩尻市のレタス畑や山形村の長芋畑は土が露出しているため、乾燥して風が強い日は「風食」が起こります。
近くの松本市今井では午後2時前に最大風速12.1メートルを観測していました。
農家:
「ひどいですね、きょうは。春が来たなという感じで仕事が忙しくなるかなと」
「風食」は例年、2月後半から4月にかけて発生しやすくなっています。中南部には乾燥注意報が出ていて3月1日も注意が必要です。
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