3月19日に開通する国道152号湯川バイパス
長野県諏訪建設事務所が茅野市北山で建設していた国道152号湯川バイパスは3月19日に開通する。湯川区内を走る現道は幅員が狭い箇所があり、交通安全確保や渋滞解消などを図る。白樺湖や車山高原などに通じる観光道路としての役割も期待される。一般車両の通行は同日正午から。
湯川バイパスは同市柏原の国道152号と広域農道八ケ岳エコーラインを結ぶ延長2・6キロ。2014年度に事業着手、16年度に着工した。湯川集落を西側に迂回する形で、幅2・5メートルの片側歩道を含む幅10・5メートルの道路を新設した。
追出川に架かる「希望(のぞみ)橋」(長さ14メートル)と滝ノ湯川に架かる「湯川大橋」(同57メートル)の2橋を設置した。エコーラインとの接続部には信号機が設置される。
観光シーズンを中心とした渋滞解消や交通安全確保が目的。集落内の現道は狭く、通学路としての危険性が指摘されていた。白樺湖・車山高原、上田方面に通じる道路として観光や産業振興への期待も寄せられている。
総事業費は約28億円で、財源には国の社会資本整備総合交付金や防災・安全交付金を活用した。
19日は午前9時30分から、湯川区、柏原区、芹ケ沢区、湯川バイパス建設委員会などの関係者でつくる開通式典委員会主催の開通式典を北山地区コミュニティセンターで開く。主催者や来賓のあいさつなどを行い、湯川バイパスに移動。テープカットやくす玉割り、大型バスなどで走行するパレードを予定している。地元の小学生も参加し、クラッカーを鳴らして開通を祝う計画だ。
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