長野放送
復活したお得な「飲み歩き・食べ歩き」のイベントです。長野市の繁華街・権堂で14、15日の2日間開かれた「ごんバル」。コロナ禍で落ち込んだ飲食店ににぎわいをと3年ぶりに復活しました。
1軒目で飲んで…。移動して、2軒目、3軒目へ…。長野市の繁華街・権堂で14、15日の2日間行われた「ごんバル」。お得に飲み歩き・食べ歩きができるイベントです。
(記者リポート)
「ごんバルの必須アイテムがこのチケットです。5枚あるので、どのお店で使うか迷ってしまいます」
5枚つづりのチケットは4000円。1枚800円になりますが、これを参加店で使うと1000円分のドリンクと特別メニューを楽しめます。
「ごんバル」利用者:
「(この店で)3軒目です。いろんな店が出ているので、こんな店があるんだと、また来たいなと」
客も、店も、待ち望んでいたイベントが3年ぶりに帰ってきました。
「ごんバル」は客足の低迷に悩む権堂の飲食店を盛り上げようと2012年にスタート。多い年には60店舗以上が参加する人気イベントになりました。しかし、新型コロナの影響で2年、中止を余儀なくされました。
実行委員長の村松博樹さん。自身も権堂で2軒の飲食店を経営しています。コロナの影響は大きく、何度か休業を経験。売り上げが普段の1割を切る月もあり、ランチ営業や弁当の販売にも乗り出しました。
3年ぶりのイベントに大きな期待を寄せています。
ごんバル・村松博樹実行委員長:
「この3年で街もかなり変化して、なくなってしまったお店もある中で、このエリアに再度注目をしていただきたいと。これをきっかけにまた権堂に足を運んでもらいたい」
10周年の今回は新店舗も合わせて30店が参加しました。
1軒目のそば店で盛り上がっていたのは、地元商店会のメンバー。飲食店ににぎわいが戻るのを心待ちにしていました。
地元商店会のメンバー:
「久しぶりな感じで、またこういう感じで元気が出るのかなと。次どこ行こうかなと、こういうのも楽しい時間」
2軒目のバーへ―。
地元商店会のメンバー:
「まだまだ今、始まったところ。今、ブルペン(準備)が終わったところ、まだ試合は始まっていない」
こちらのバーが提供していたのは、鯛のグリルとから揚げ、和風パスタが乗ったボリュームたっぷりのワンプレート。これにドリンクがつくごんバル限定メニューです。
地元商店会のメンバー:
「おいしかった。各店に行くといろんな味が出るから楽しい。使い切りたいですよ、あすは来られないので」
30年来の「飲み仲間」という別のグループは、「ごんバル」をきっかけに久しぶりの集結です。
30年来の飲み仲間:
「年に何回か会ってたが、ずっとコロナで会えなくて久しぶりに会った。会えてうれしい」
バーの代表:
「心配してましたけど、にぎわってますね。ありがたいこと、日常生活に徐々に戻れることが、われわれにとっては心強い」
実行委員長・村松さんの店も、多くの客でにぎわっていました。
ごんバル・村松博樹実行委員長:
「『ごんバル』が帰ってきたなと、そういう感じ。お店はお客さまがいて初めて輝くところなのかなと」
コロナ禍前の姿が少しずつ戻ってきています。
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