県は第8波の感染拡大を受けて、昨年11月14日に3段階の医療アラートのうち最も強い「医療非常事態宣言」を発出。その後、確保病床使用率の低下とともに今年1月31日、1段下の「医療特別警報」に切り替えていた。さらに「医療警報」の基準(確保病床使用率25%以上)も下回ったため、医療警報は発出せず、医療アラート解除となった。
解除に伴って県民には、割引施策を活用した会食や旅行を県のガイドラインに沿って楽しんでほしいと呼び掛けていく。小まめな換気や手洗い、近距離で会話する際のマスク着用などの基本的な感染対策を継続し、ワクチン接種の積極的な検討も引き続き促していく。
会見した阿部守一知事は「医療・介護現場では気の抜けない状況が続いている」とも述べて、県が実施している医療・介護従事者を応援するクラウドファンディングへの協力も呼び掛けた。県は高齢者施設への検査キットの配布や補助金などの支援策も続ける。[/MARKOVE]