5区で区間新・吉岡大翔選手(佐久長聖高)
「駅伝王国」が圧巻の走りです。22日に広島県で行われた都道府県対抗男子駅伝で長野県チームが9回目の優勝を飾りました。2年の中止を挟んで「連覇」達成です。
7区間48キロで競う都道府県対抗男子駅伝。全国高校駅伝準優勝の佐久長聖の高校生ランナー3人が躍動します。
1区・佐久長聖の永原はこれまでの区間記録を上回るタイムで2位でタスキをつなぎます。
2区・堀金中の猿田、3区・早稲田大学の伊藤も粘りの走りを見せます。
4位でタスキを受けた4区・佐久長聖の山口は圧巻の走り。
(実況)
「これは区間新が十分に狙える、残りの距離」
4区 佐久長聖高校・山口竣平選手(2年):
「ラスト200メートルくらいで京都と競り合う形となって、相乗効果で自分ペースも上がっていったので、そこで区間新記録を確信しました」
(実況)
「抜いた、抜いた。ここで先頭に立った、笑顔に変わった。長野・山口、区間新記録で1位」
5区は5000メートルの日本高校記録を持つエース・吉岡です。
(実況)
「この5区の吉岡が差を広げていきます。かなり差が広がってきて…」
5区 佐久長聖高校・吉岡大翔選手(3年):
「(6区を走り優勝した)3年前の走りを再現できれば、おのずとチームの優勝に貢献できると思っていた」
こちらも区間新記録の走りで後続との差を広げます。6区の富士見中・小林はさらにタイム差を広げ、ラスト7区へ。
6区 富士見中・小林睦選手:
「お願いします!」
アンカー 立教大男子駅伝監督・上野裕一郎選手:
「OK!任せろ!」
アンカーは過去3度、優勝のテープを切っている上野裕一郎。現在は立教大学の駅伝監督ですが、市民ランナーとしてこの大会に照準を合わせてきました。上野は沿道の応援に応えながら独走。そして…
(実況)
「長野優勝!大会記録をわずかに更新したかというところです。連覇、9回目の優勝」
(大会新 2時間17分10秒 2大会連続9回目の優勝)
アンカー 立教大男子駅伝監督・上野裕一郎選手:
「18年前にアンカーでゴールテープを切って、ここでまたゴールテープ切れるので、こんなに幸せなことはありません。高校生が強いですね。この子たちが育っていって、一般区間で走って、長野県の勝ちにどんどんつなげていってもらえれば、私としてもうれしい」
長野放送[/MARKOVE]