小田切康彦村長にトップチーム昇格を報告し記念のユニホームを手渡す田中想来選手(左)
サッカーJ3松本山雅のトップチーム昇格を果たした長野県宮田村出身の田中想来選手(18)=松商学園高3年、大田切=が20日、同村役場を訪れ、小田切康彦村長らに昇格を報告した。プロキャリアのスタートを前に、支えてくれた村に感謝を表したいと来訪。田中選手は「目標のJ2昇格達成に貢献できるよう頑張りたい」と抱負を述べた。
田中選手は4歳から地元チーム「トップストーン」でサッカーを始め、宮田中学校進学と同時に松本山雅の育成組織に加入。高校2年時の昨季はU―18プリンスリーグ北信越で得点王に輝き、今季も2位と活躍。2023年シーズンのトップチーム昇格を決めた。
役場には父寛之さん(47)、母亜希子さん(45)および球団関係者らと訪問。出迎えた小田切村長は「トップチーム昇格は村としても大変うれしい。ご両親をはじめ多くの皆さんの支えが今につながった」と喜び、「感謝の気持ちを力に大いに活躍して。村も精いっぱい応援したい」と激励した。
田中選手は「小さい頃から憧れていたプロ、憧れていた松本山雅に入れてうれしい」と実感を述べ、サッカーに取り組む後輩たちには「自分は小学校から練習が終わってもまだボールを蹴っていた。人より多くボールに触り向上して」とアドバイス。今後の目標については「チームとしてはまずJ2昇格を目指す。個人としては日の丸を背負ってワールドカップで戦い、後輩に夢を与えられる選手になりたい」と述べた。
田中選手は21日からの和歌山および鹿児島キャンプに臨み、3月4日のシーズン開幕に備える。
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