長野放送
ウクライナ侵攻に伴う原材料価格の高騰など企業の経営に不透明な環境が続く中、今年の景気はどうなるのか。長野県内企業のトップに聞きました。
11日、3年ぶりに開かれた長野県経営者協会の新春賀詞交歓会にはおよそ220人が出席しました。コロナ禍が続く中での原材料価格の高騰と値上げラッシュ、一方で賃上げの要請にトップは?
信州ハム・堀川善弘社長:
「まだまだ先行きが見えない不確実な時代が続く。(値上げは)価格に転嫁するだけに消費者に認めてもらえるか」
長野商工会議所・水野雅義会頭(ホクト社長):
「今年は端境の年かなって思っています。一番はコロナの収束がどこまでになるのかによってかなり変わってくる。いろんな意味で県民は飢えている、飢えているものをどうやって補っていくかがカギになる。少しずつ経済が動くような雰囲気になりつつあるのかな。(賃上げについて)中小企業はそう簡単に上げられるのかという雰囲気もある」
オリオン機械・太田哲郎社長:
「(先行きは)ウクライナの戦争が集結しない限り全く見えない。物価が何十年ぶりで12月に4%上がったことで、物価が上がった以上、給与が上げていくという部分は、それぞれの企業の中で取り込んでいかなければ生活の部分で苦しくなる。賃上げに向けて大企業、中小企業問わず、そういった考えを取り入れていかなければならない」
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