資料 中野警察署
長野県内で80代の男性が投資関連会社員を名乗る男から現金3300万円以上をだましとられました。「競馬に投資して資産を増やしましょう」など、虚偽の情報により現金を振り込ませる「電話でお金詐欺」とみて、警察が捜査するとともに、被害防止を呼びかけています。
警察によりますと、2022年10月上旬、中野市内に住む80代男性のパソコンに「競馬に投資して資産を増やしましょう」などのメールが届き、登録手続きをしたところ、投資関連会社社員を名乗る男から次のような電話が複数回にわたりありました。
(投資関連会社社員を名乗る男からの電話)
「当社は競馬情報の提供や馬券の購入をサポートする会社です。当社の斡旋する馬券は、負けることを想定していないため、お客様の期待に応えられるものです」
「年に1、2回しかない大きいレースに高額投資しませんか」
「1億円ほどの利益が出ました」
「当社の規定で、保証金3000万円を入れて頂きたいのです」
「保証金や手数料は当選金をお渡しする時にお返します」
こうした電話を受け、80代の男性は2022年10月下旬から12月下旬まで、69回にわたり、男から指定された口座に現金約3366万円を振り込んだということです。
しかし、その後、男と連絡がとれなくなったことから、今年に入り、警察に相談して被害に気付きました。この間、家族には相談していなかったということです。
警察は「電話でお金詐欺」(特殊詐欺)と見て、捜査しています。
また、「儲かるなどと言われても。払わない(振り込まない)」、「現金を振り込む前に、家族や警察に相談すること」など、被害防止を呼びかけています。
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