長野県内のスキー場は誘客につながる工夫を凝らしている
試練のスキー場です。燃料代、電気代の高騰で多くのスキー場でリフト料金の値上げを余儀なくされる中、誘客につながる工夫を凝らし、苦境を乗り切ろうとしています。
【動画で見る】あの手この手で誘客 この冬のスキー場
■ 少しでもお得に…さまざまな割引を用意
白馬岩岳スノーフィールド(12月16日)
12月16日にオープンした長野県白馬村の「白馬岩岳スノーフィールド」。早速、スキーヤーやスノーボーダーが滑りを楽しんでいました。
村内から:
「最高です」
昨シーズンと同じ10万人の来場を目指していますが、スキー場側はある悩みを抱えています。
岩岳リゾート・斉藤耕平さん:
「リフト券の料金、ちょっと値上げさせていただいて、お客さんに負担を多くしてしまうところはあるんですけども…」
燃料代・電気代が高騰
リフト券の値上げが、県内のスキー場で相次いでいます。主な理由は、ゴンドラやリフトを動かす燃料代・電気代の高騰です。こちらでは大人の1日券を昨シーズンの4600円から5000円に値上げ。他の種類のリフト券も400円前後値上がりしています。
岩岳リゾート・斉藤耕平さん:
「消費税が数年前に上がったときに一度値上げをさせていただいて、また長くたってないうちの値上げということですので、(利用客の)ご負担が増えるというのは申し訳ない」
スキーヤーは…
松本市から:
「仕方がないのかなって感じですね。何回も来ると思うので、ちょっと痛いなと思う」
長野市から:
「軽井沢の方とかもめっちゃ高くなっちゃって、岩岳は(値上がりしても)ちょっと安かったので他より、岩岳買ったって感じ」
少しでもお得にと、スキー場ではリフト券のさまざまな割引を用意。
白馬岩岳スノーフィールド
大人の1日券であれば16日から23日までは、「シーズンイン割引」で3800円。24日以降も、平日であれば4800円、オンラインの事前購入は4500円に設定しました。
さらに、こちらの斜面には値上げによる客離れを防ごうと12月末、「Yoo-Hoo! Ice Slider(ヤッホーアイススライダー)」を設置します。全長およそ35メートルの氷の滑り台をソリで滑走するアクティビティです。
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