大規模な立ち往生が発生した新潟県柏崎市の国道(提供・日本笑顔プロジェクト)
新潟県の国道で大雪による長時間の立ち往生が発生しました。長野県内から出向いたボランティア団体の男性は「日頃から燃料を満タンにしておく」「食料・水・モバイルバッテリー」を積んでおくなど、普段からの備えを呼びかけています。
記録的な大雪で新潟県では大規模な立ち往生が発生。
ドライバー:
「30時間くらいずっとここにいます」
「たまたま入っていた毛布とスキーウエアを着て過ごした」
柏崎市では解消まで30時間以上かかりました。
日本笑顔プロジェクト・坂本海斗さん
日本笑顔プロジェクト・坂本海斗さん:
「雪もだいぶ降ってきて危険な状態になってきてる」
小布施町のボランティア団体「日本笑顔プロジェクト」はネクスコとの協定に基づき、小回りの利くバギー4台を持ち込んで水や食料を配りました。
20日に県内に戻ったメンバーの坂本海斗さんに現地の様子を伺いました。
日本笑顔プロジェクト・坂本海斗さん:
「トラック、軽自動車、普通車含め入り乱れて滞留してる状態。トイレが女性は大変と言っていた。支援物資を配っても、トイレがないので食べませんという方もいた」
燃料が底をつき、凍えるドライバーもいた深刻な事態は決して他人事ではありません。
2014年、軽井沢町の国道18号線で400台が立ち往生
2014年、軽井沢町の国道18号線で400台が立ち往生し、およそ3日間、動けなくなりました。
立ち往生に巻き込まれないためには天気予報や道路状況を調べることが欠かせませんが、それでも巻き込まれてしまったらどうするか。
坂本さんに聞きました。
日本笑顔プロジェクト・坂本海斗さん:
「エンジンをかけてマフラー周りに雪がかぶってしまうと中に排ガスがたまって気づかないうちに亡くなってしまうことが多いので、小さな簡易スコップとか、常備積んでおくと掘る時も楽なのかなと思う」
日頃から燃料が半分になったら入れる習慣をつける、水・食料・携帯トイレなどを車に積んでおくことも重要だといいます。
日本笑顔プロジェクト・坂本海斗さん:
「1食2食だと少ないので(車に)余分に持っているといいのかな」
ネクスコと国土交通省は車両の集中を防ぐため、大雪が見込まれる場合に同じ地域の高速道路と国道を同時に通行止めにして除雪する運用を始めています。
県内では国道18号線、19号線、中央道、長野道などが想定されています。
[/MARKOVE]