長野放送
年の瀬を前に助け合いの動きが広がっています。余った食料を持ち寄る「フードドライブ」が各地で活発に行われていて、長野市では米の無料配布も始まっています。
袋詰めされていく米。
余った食料品を持ち寄る「フードドライブ」で集まったものです。
長野市社会福祉協議会の生活就労支援センター「まいさぽ長野市」は年末を迎え、新型コロナや物価高で生活に困っている人にこの米の無料配布を始めました。(1人2キロが目安)
初日の15日も市民が訪れていました。
米を受け取った市民:
「いろいろ値上がりしてちょっと生活も大変だなと。もらえてありがたいです」
今年、フードドライブが広がっています。
「まいさぽ長野市」によりますと、寄せられた食料品は昨年度は337件、3148キロでしたが、今年度は12月までにすでに645件、3778キロが集まりました。
新型コロナなどでバザーやこども食堂などのイベントが開けなくなり、代わりにフードドライブを行う団体が増えたということです。
こちらの男性も戸隠のボランティア団体です。
米を寄付:
「年末に大変な人に少しでも支援ができればと」
「まいさぽ長野市」の米の無料配布は長野市民が対象で今月28日まで行われます。
長野市社会福祉協議会・海沼充さん:
「先行きが見えないところだが温かい気持ちを受けて、新年が新しい気持ち、決意の下に素晴らしい年になればありがたい」
助け合いの動きは県内全域に広がっています。
県は16日、県内各地の「まいさぽ」からの申し込みを受け付け、食料品を個別に提供する「フードサポートセンター」を開設しました。
食料品は県内のスーパーマーケットなどと協定を結び、安定的に提供できるということです。
県は、生活や食べものに困っている人は、県内26カ所に設置されている最寄りの『まいさぽ』に相談してほしい」としています
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