長野放送
神社の社殿で大天狗が熱湯を素手ではねかけます。
「霜月祭り」は「遠山郷」と呼ばれる長野県飯田市の上村と南信濃に伝わる「湯立て神楽」の祭りです。およそ800年の歴史があるとされ国の重要無形民俗文化財に指定されています。
12月3日から18日まで遠山郷の8か所の神社で開かれ、10日夜から11日未明にかけては南信濃木沢の八幡神社で催されました。
木沢の霜月まつりは古いものは江戸時代初期から伝わる32もの面を用いるのが特徴です。かけ声と共に若者たちが竈の回りを飛び跳ねる「四面」(よおもて)になると祭の熱気は最高潮に達しました。
新型コロナの影響でここ2年は神事だけの開催だったため本来の形での祭は3年ぶりとなりました。なお観覧は制限の無い上村を除いて飯田下伊那地域の住民と通勤通学の人に限られます。
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