技術継承をしながら三之鳥居にしめ縄を飾る役員たち
長野県諏訪市茶臼山の手長神社で10日、南澤町総代会(木之下俊一責任総代)が三之鳥居や祭殿などにしめ縄を飾り、新年を迎える準備を整えた。
古くから同町の氏子が奉仕する習わしで、今年も先月20日に役員が集まって縄をない、下準備をした。三之鳥居のしめ縄は長さ約8メートル、直径約20センチ。飾り付けは総代役員約10人で行い、大工の小林智明棟梁に技を学んで若手にも継承しながら作業をした。祭殿、「延命杉」と呼ぶ神木や大岩にもしめ縄を飾った。
木之下さん(73)は「新型コロナ禍の困難を創意と工夫で乗り切り、御柱祭も無事行うことができた」と今年を振り返り、作業にその感謝の思いを込めたという。新年に向けて「新型コロナが何とか収束して平穏な元の生活が戻り、明るい一年になれば」と話していた。
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