穂高神社境内に並ぶ竹灯篭 2日午後6時ころ
信州の冬を彩る明かりです。長野県安曇野市の穂高神社で2日から竹灯籠で境内を灯すイベントが始まりました。
ろうそくの火が灯され、竹灯籠が温かく浮かび上がります。安曇野市の穂高神社で2日から「安曇野神竹灯(かみあかり)」が始まりました。境内には1万本の竹灯篭が並べられ、幻想的な雰囲気に包まれていました。
イベントは冬の観光の新たな目玉にと、観光協会などでつくる実行委員会が2011年にスタート。今では冬の風物詩になっています。
参考にしたのが、大分県竹田市で毎年11月に開かれている「竹楽」というイベント。穂高神社の祭神「穂高見命」の姉「豊玉姫」が、竹田市内の山に祭られているという縁もあり、毎年、イベント後に竹灯籠の一部を譲り受けています。
11回目になる「神竹灯」ですが、今年は始めてキッチンカーやクラフト体験ができるブースも設けられました。例年は3日間の開催でしたが、今年は、日数を増やし、9・10日、16・17日にも開催する予定です。
安曇野市観光協会・白沢勇一専務理事:
「ここ数年、コロナ禍によって神竹灯のイベントが満足にできていなかったので、今年はぜひ規模を拡大して開催して多くのお客さんに柔らかくてやさしい光を見てもらう。それからまた観光復興につなげていこうとやっています」
期間中、竹灯籠は午後8時まで点灯しています。
長野放送[/MARKOVE]