長野放送
春本番の陽気となる中、長野県内で下草火災が相次いでいます。8日は服に燃え移った男性が死亡しました。伊那市では9日、消防がパトロールする中、野焼きの火が広がりそうになる場面も。改めて注意を呼びかけています。
(呼びかけ)
「風の強い日や乾燥している日は、たき火を行わないようにしましょう」
上伊那地区では9日、消防や県などが注意を呼びかけるためパトロールを行いました。
そんな中…
土手焼き中の女性:
「やめようと思ったらこっちに(火が)移っちゃって」
土手焼きをしていたという女性。乾燥と風が原因で火が広がってしまいました。
消防署員も消火活動に…。
消防がいなかったらさらに広がっていた可能性がありました。
土手焼きをしていた女性:
「申し訳ない。風がなかったらいいかなと。やっぱり危ないね」
県内では下草火災が相次いでいて、8日は少なくとも10件発生しています。
8日伊那市東春近で起きた住宅など3棟を焼く火災も下草から燃え移ったことが原因でした。
高遠町では土手焼きの火が服に燃え移り74歳の男性が死亡しています。
消防は風が強い日は野焼きを行わないこと、作業する際はすぐに消火できる水を準備することなどを呼びかけています。
上伊那広域消防本部伊那消防署・三沢毅署長:
「一人で行わず、なるべく多くの方と行っていただくことが重要かな。(消火する)水を準備していただいて、その場を離れないことが重要になる」
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