長野放送
妻を殺害した疑いで逮捕された長野県議会議員の丸山大輔容疑者は、自民党県議団に所属し、来年春の県議選への出馬も表明していました。県議団や後援会もショックを受け、対応を急ぐことにしています。
丸山大輔容疑者は塩尻市出身。現在県議会議員2期目で、自民党県議団に所属していました。
県議団は29日、団会議を開き、逮捕について所属議員に伝え、今後の対応などを協議しました。
自民党県議団・風間辰一団長:
「丸山大輔議員が殺人容疑で逮捕されたとの報道を受け、自由民主党県議団としても大変驚いている。今後の捜査状況を見守るしかないが、事実だとすれば、県民の皆様に不安と不信感を抱かせてしまい、団長として深くお詫び申し上げる。団に所属する議員、他の会派の議員もそうだと思うが、希美さんの死を悼み、早期解決を願っていた。その容疑者として逮捕されたということは、極めて残念と言うしかない。私としては信じたくない状況になってしまった。大変残念な状況下。各議員は茫然自失の状況。自分たちの役割を果たすべく、気力を振り絞ってあす(30日)からの議会に臨んでいただくよう各議員にお願いした」
Q丸山容疑者をどう見ていた?
「県会議員として優秀な素質のある方。感情を表に出さず、言葉を一つ一つ選んで話をするタイプだったので、県職員に対しても信頼のある県会議員の一人だった。若手の中でも活躍を期待される議員で、我々も期待していただけに残念」
Q事件後、変わった様子はなかった?
「ないですね」
丸山容疑者は先月、来年春に予定されている県議選への立候補を表明していました。
丸山大輔容疑者(先月):
「私もまだまだやらなければいけないという思いがありますので、皆さんのお力を借りて3期目に向けて頑張っていきたい」
後援会長で塩尻市区選出の元県議・小松千万蔵さんは…
後援会長・小松千万蔵さん:
「ショックというか落胆の気持ち。いつも笑顔で奥さんやっていましたし、夫婦間にトラブルがあるとは予想していなかった」
自民党県連の宮下一郎会長は「選挙にも影響せざるを得ない状況ですが、まずは捜査を見守ってまいります」などとコメントしています。
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