クマのおり(長野県松本市五常)
28日午前、長野県松本市で75歳の男性が飼っていたクマに襲われて死亡しました。
(記者リポート)
「男性がクマを飼っていたおりです。男性は子グマの頃から長い間、クマを飼育していたということです」
死亡したのは松本市五常の無職の75歳男性です。午前9時過ぎ、家族から「飼っていたクマに襲われた」と通報がありました。
警察や猟友会員が駆けつけたところ、おりの近くに男性が倒れていて、クマがうろついていました。
猟友会員がクマを射殺し、男性は病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
クマはオスの成獣で体長約1メートル、子グマの頃に山で保護したものを20年以上飼っていたということです。
男性の弟:
「山で親(クマ)とはぐれていたのがわかった。あくる日も行ったら、そこにいたから連れてきたと。中に仕切りを作って交互に掃除したり、餌あげたりしていた。何とも言えないね」
クマは人に危害を加える恐れがある「特定動物」に指定され、飼育には都道府県などの許可が必要です。
松本市保健所によりますと、男性は許可を得ていて、5月におりの鍵の状態などを検査した際は問題はなかったということです。
警察が詳しい状況を調べています。
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