長野放送
かつて上田電鉄別所線を走っていた「丸窓電車」を親子で塗装する体験会が27日、長野県上田市で開かれました。
1927年(昭和2)年製造のモハ5250型はドアを出し入れする戸袋の窓が楕円形になっているのが特徴で、可愛らしい外観から「丸窓電車」と呼ばれて親しまれ来ました。1986(昭和61)年に引退し現在は別所温泉駅で保存されています。
27日は事前に応募した15組の親子がローラーと刷毛を使って丁寧に車体を塗り上げていきました。
上田市から参加した親子は:
子ども「楽しい。ここ、ローラーでぐぐっとやるの」
父親「まさか塗装が出来ると思っていなくて感慨深いです」
上田電鉄によりますと「丸窓電車」の塗装はおよそ10年ぶり。業者による仕上げの作業などを経て来月18日に完成します。5年後の2027年には製造から100年の節目の年を迎えるだけに「こうした機会に地域の鉄道に愛着を持って欲しい」ということです。
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