勇壮な演奏でスタンドを盛り上げる三友会と山吹隊=松本市のサンプロアルウィン
サッカー明治安田J3リーグ第14節最終日の26日、長野県松本市のサンプロアルウィンで行われた松本山雅FC-いわきFC戦は「御柱祭記念マッチ」と銘打って実施した。試合前には茅野市湖東・北山・米沢の3地区の氏子でつくる「御柱三友会」と諏訪市湖南・中洲地区の若者本部が組織する鼓笛隊「山吹隊」が木やりや演奏を披露。勇壮な旋律でチームを後押しした。
記念マッチは御柱祭開催年に行われる恒例企画で、松本山雅がJFL所属だった2010年、J2時代の16年に続いて3回目。三友会は3回連続、山吹隊は初参加で、両団体合わせて約80人がスタジアムを訪れた。
木やりや演奏とともに「よいさ、よいさ」と威勢よくスタンドを盛り上げると、観客も配られた緑と白のおんべを振って応答。松本山雅の運営会社取締役で山吹隊特別顧問の有賀修二さん(63)は「コロナ禍でスタンドからの掛け声がなかったのは寂しいが、一体感は出せたと思う。御柱のパワーで少しでも選手の背中を押せたら」と話した。
この日はスタジアム内にミニ御柱も展示され、ハーフタイムにはクラブマスコットのガンズくんらがピッチ1周を「曳行」した。
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