阿部知事にスペシャルオリンピックス全国大会への協力を求める有森さん
スペシャルオリンピックス日本理事長で、バルセロナ五輪・アトランタ五輪女子マラソン銅メダリストの有森裕子さんが10日、長野県庁で阿部守一知事と懇談し、2023年と24年に県内で開催される日本冬季ナショナルゲーム(全国大会)への協力を求めた。阿部知事は「障がいのある人もない人もスポーツを楽しめ、支えある県を発信する機会にしたい」と開催地に選ばれたことに感謝した。
「スペシャルオリンピックス」は知的障がい者のスポーツの祭典で、長野県では2000年と04年にナショナルゲーム、05年に世界大会を開いた実績がある。今回は北海道との分散大会で、23年11月18、19日にフロアホッケーとフロアボール、24年2月24、25日にフィギュアスケートとスケート・ショートトラックの競技を、いずれも長野市内の会場で行う予定。
有森さんは「長野は五輪、パラリンピックの経験もあり、ボランティアなどの人材もたくさんいらっしゃる」と開催地に選んだ理由を説明。「多くの人に足を運んでいただき、ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)の社会の実現をスポーツで見ていただきたい」と意気込んだ。
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