資料 長野南警察署
「インターネットの有料サイトの利用料金が未払いになっている」と言われた長野市の女性が複数回に渡って合計5680万円を振り込まされる被害がありました。
被害に遭ったのは長野市の50代の女性です。警察によりますと、3月上旬にインターネット関連団体職員を名乗る男から携帯電話で「有料サイトに登録されているが利用料金が未払いになっている」などと言われ、女性は指定の口座に現金10万円を振り込みました。
その後も、同じ男や警察官を名乗る男から「あなたの携帯からウイルスが不特定多数の人にまかれている」などと電話があり、4月下旬までに複数回にわたって合計5670万円を振り込んだということです。
ただ、被害額のうち女性のお金は2910万円で、残る2770万円は第三者から女性の口座に振り込まれていた金でした。
警察は、詐欺の振込先やマネーロンダリングに利用された可能性もあると見て調べています。
警察では「身に覚えがない請求は詐欺を疑う」「一人で判断せず必ず家族や警察に相談する」ようあらためて呼びかけています。
女性からの被害届の額は5680万円で今年に入り県内で最高。過去10年に遡ると3番目の被害です。
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