長野放送
先日、現役を引退したスピードスケートの小平奈緒さんです。11月1日、母校・信州大学の特任教授に就任し「学生と共に学びを積み上げたい」と、新たなキャリアに向け豊富を語りました。
緊張の面持ちで登場した小平奈緒“特任教授”。1日、母校・信州大学で就任会見を開きました。
信州大特任教授に就任・小平奈緒さん:
「先生としては新米なので、未熟な部分が多いとは思いますが、学生たちの目を見て、共に学びを積み上げていくことができたらと思っています」
小平奈緒さんは過去4回オリンピックに出場。2018年の平昌大会では、女子スピードスケートで初の金メダルを獲得しました。そして、10月22日のレースを最後に現役を引退しました。
信州大学は、競技者としてはもちろん豊かな海外経験や思考力、コミュニケーション能力などに期待し、「特任教授」にオファー。小平さんも快諾したということです。
来年1月から1年生を対象に、キャリア形成や健康科学に関わる授業を担当します。
信州大特任教授に就任・小平奈緒さん:
「難しいことであってもそこに向かってチャレンジする、勇気を持って道を切り開いてこられたことというのを、経験を通して感じ取ってきたことを学生たちに伝えることができるといいな」
「理想像」とするのはやはり、長年指導を受けてきた信州大学の結城匡啓教授。
さっそくアドバイスをもらったそうで…
信州大特任教授に就任・小平奈緒さん:
「『移動時間が準備したり考え事したりするのにいい時間なんだ』とアドバイスいただいて。(きのうも)新幹線の中でパソコンを開いて、自分の中で思考を整理するという作業をして」
信州大学・結城匡啓教授:
「ぜひ、近くにいる学生たちに語り掛けてほしい。私だったらこう考えるかな、こんな考え方もあるよっていう語り合いをしていただければ」
アスリートから教育者へ…。今後の活躍にも期待です。
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