長野日報の単独インタビューで諏訪湖ロケの思い出を語る川村監督=8月、諏訪市
諏訪湖の水上花火が作中の印象的なシーンで描かれている映画「百花」の川村元気監督が22日、長野県岡谷市中央町の映画館「岡谷スカラ座」で午後6時から始まる同作品の上映後にトークショーを行う。脚本を務めた平瀬謙太朗さんとともに諏訪湖ロケの思い出などを語る。
「百花」は認知症の母親と息子の記憶を巡る物語で、忘れ行く記憶の中で母が切望した「半分の花火が見たい」という思いに応えるため、息子と母が諏訪湖を訪れるシーンが盛り込まれている。撮影は昨年7月に行われ、地元の花火師や多くのエキストラが参加。諏訪地方観光連盟は今年8月に同作を「諏訪シネマズ」に認定した。
川村監督がスペインのサンセバスチャン国際映画祭で最優秀監督賞を受賞するなど話題作でもあり、9月9日の全国公開以降も人気が続いている。岡谷スカラ座の松下京一支配人は「川村監督の諏訪ロケでの話を直接聞けるめったにない機会。ぜひ鑑賞とトークショーを楽しんでほしい」と話している。問い合わせは同館(電話0266・22・2773)へ。
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