御柱やメドデコに観光客らを乗せ、蓼科湖畔を進む蓼科湖フェスの御柱
長野県茅野市郊外の蓼科湖畔で16日に行われる秋の観光イベント「蓼科湖フェス」(同実行委員会主催)に先立つ15日、同湖畔でのプレイベントとして御柱の曳行が行われた。観光客や別荘のオーナーらが大勢集まり、秋晴れの青空の下、額に汗を浮かべながら力を合わせて御柱を曳いた。
曳行は同市の湖東・北山・米沢地区で御柱祭を担う三友会の協力の下で行われ、「蓼科湖フェスの御柱」を曳いた。三友会、観光客、別荘オーナー、地元住民ら約500人が参加した。木やりと鼓笛に合わせて「よいさ、よいさ」と声を上げ、配られたおんべを力強く振り、御柱やメドデコに乗って大喜び。約800メートルを曳行し、達成感に満ちた表情で諏訪の祭りの魅力を感じていた。
諏訪大社御柱祭を何度も見に来ているという萱森寛子さん(45)=東京都=は「以前からいつか御柱を曳いてみたいと思っていた。住民の皆さんがうらやましかった。きょう夢がかなった。感慨深い」と喜んでいた。
16日は午前9時開始。地元の味などが楽しめる飲食ブース、野菜の販売、ヨガやスポーツタイプの電動自転車を使ったサイクリングなど多彩な催しが行われる。
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