宮田村新田のほ場で見頃を迎えた赤ソバの高嶺ルビー
長野県宮田村新田のタカノ南平工場北側にある「ルビーの里駒ケ岳ガーデン」で赤ソバの高嶺ルビーが見頃を迎えた。周囲の里山や木立の緑を背景に濃いピンク色が映え、訪れた人たちの目を和ませている。
高嶺ルビーは、タカノ(本社・宮田村、鷹野準社長)が信州大学農学部と共同開発した品種。アサギマダラの里と接する立地だけに、地元企業として観光振興に貢献しようと、同社が駒ケ根市福岡に所有する赤ソバのほ場「エクステリアガーデン」に次いで2015年に開設した。
同社によると、同区内に全12カ所のほ場があり、広さは計約3ヘクタール。今年は7月末に種をまき、9月20日ごろから開花が始まったという。標高約800メートルの一帯は朝夕の寒暖差があり、日ごとに花の赤みも増し「10月末ごろまで楽しめそう」と見込む。関連商品を扱う売店も10日まで開く。今年新たに同市中沢にも約20アールのほ場を開設した。
愛知県から訪れた女性は「中央アルプスへの登山後にここへ立ち寄るのが習慣。赤ソバとアサギマダラで秋を実感している」と話していた。
同社は「赤ソバ」を題材にしたフォトコンテストを初めて企画し、28日まで作品を募集している。問い合わせは同社(電話0120・030・810)へ。
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