23日から運行を始める「雲海ゴンドラ」をPRする富士見パノラマリゾート
長野県富士見町の富士見パノラマリゾートは23日、早朝の雲海を楽しんでもらう「雲海ゴンドラ」の運行を始める。11月13日までの金、土、日曜日と祝日に限り、午前5時30分からゴンドラを特別運行。気象条件が整えば八ケ岳まで歩いていけそうな雲のじゅうたんが広がるといい、「雲上の幻想的な世界で、非日常を味わってください」と来場を呼び掛けている。
同リゾートによると、年々人気が高まっており、一昨季は5500人、3県民無料キャンペーンが実施された昨季は1万人が利用。昨季は1日に1000人が乗車する日もあったという。条件が良ければ、雲上に浮かぶ富士山、ご来光に染まる黄金の雲海にも出合える。
夜間から朝方にかけてよく晴れ、放射冷却が起こることが発生条件の一つで、期間中は60~70%の確率で雲海が発生している。今季も山岳気象予報の「ヤマテン」に発生予報を依頼し、毎週木、土曜日に同リゾートのホームページに予報を載せる。山頂レストランでは温かい飲み物を提供する「雲海カフェ」を午前6時から営業する。
「雲海が発生しなかったとしても、山頂駅の周辺からは秋の絶景やご来光が楽しめます」と同リゾート。10月になると早朝の気温は0度近くになるといい、暖かい服装で来場するよう呼び掛ける。
ゴンドラ料金(往復)は大人1800円、小学生900円、未就学児無料。町の施策により静岡県民は無料で乗車でき、居住地に関わらず乗車券購入者には町内店舗で使える300円の周遊割引券が配られる。悪天候の場合は運行を中止することもある。
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