上田瑠偉選手 提供:日本スカイランニング協会
イタリアで9月9日から11日に行われたスカイランニングの世界選手権で長野県大町市出身の上田瑠偉選手が「スカイ」で3位、「コンバインド」で準優勝しました。
右・上田瑠偉選手 提供:日本スカイランニング協会
急峻な山岳を高速で登り降りする競技「スカイランニング」の世界選手権は、イタリア・ピエモンテ州オッソラで、9月9日から11日まで、35ヵ国が参加して行われました。
上田瑠偉選手は、前回大会は「バーティカル」で優勝、「スカイ」で3位。2種目合わせた「コンバインド」でも優勝し、アジア勢初の快挙を達成した注目選手です。
前回王者として臨んだ9日の「バーティカル」(3.8km・標高差1063m)では、登りの調子が上がらず、7位に沈むも、11日の「スカイ」(31km・累積標高差2600m)では立て直し、大会記録より速いタイム・2時間53分12秒で3位に入りました。また、この2種目の結果から「コンバインド」で準優勝を果たしました。
7月以降調子を落としていたという上田選手は、NBSの取材に対し「この大会にここまで合わせることができて及第点の走りはできたと思いますが、やはり悔しい気持ちもあります」とコメントしました。
国別対抗で日本が銅メダル 提供:日本スカイランニング協会
一方で「今回はチーム一丸となり2016年ぶりに国別対抗でも銅メダルを獲得しました。 チームの結果に貢献できて嬉しく思います」とし、日本代表の「エース」として戦った充実感を漂わせました。
高村貴子選手 提供:日本スカイランニング協会
今大会は、上田選手を含め4人の長野県関係選手が出場しました。
女子の「スカイ」では、県内を練習拠点とし、医師との「二刀流」で活躍する高村貴子選手が5位に食い込みました。
高村選手は、大会1か月前に骨折などの大けがを負いましたが、周りの人の支えで回復。「今回5位という結果を残すことができ、サポートしてくださった方々や治療に携わってくださった方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」とし、今後の更なる飛躍も誓いました。
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