たくさんのマツタケが並ぶ店内=伊那市の産直市場グリーンファーム
長野県伊那市ますみケ丘の産直市場グリーンファームで、マツタケが入荷している。今の時期のマツタケは9月下旬以降に収穫されるものより香りは少なめだが、1キロあたりの価格は安くなるという。店内の平台には大小のサイズがずらりと並び、訪れた人たちが熱心に吟味していた。
今季の入荷は8月後半から始まった。担当者によると、時期は年々早まっている印象だという。産地は主に辰野町や木曽地域。今のところ平均サイズは10センチほどで、一日あたり2~3キロが入ってくる。
14日は平日だったが店内は買い物客でにぎわい、マツタケコーナーも大勢の関心を集めていた。埼玉県から夫と娘と買い求めに訪れた70代女性は「季節の食材として毎年1回は食べたいと思っている。マツタケご飯やすき焼きにしたい」と話していた。
出荷元からは山の水分が足りていない情報もあり、今後の入荷状況に懸念も残るという。収量が増えるためには気温の低下や適度な雨が必要とされ、担当者は「秋の収穫に期待したい」とした。
営業時間は午前8時~午後7時。問い合わせは同店(電話0265・74・5351)へ。
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